∴ ニル封じ １

３７１：３５６で上下チームが負けているとき、

左からのビッドで、３－４－ニル。　

 

左右チームはニル成功で５００点。それに勝つ方法、

または、とりあえず５００点とらせない方法を考える。

・カードを見てビッド。カバーセット。(たのみはカード運のみ)

・カードを見てビッド。セットされて、左に９バッグ渡して破裂させる。（１トリックしか取れない）

・こちらもニルしても、ポイントで上回れない。上回る方法はひとつ、ダブルニル。

 

このときは、ダブルニルを選択。

前の３人の合計は７ビッドで、かなり無謀だが、

狙いはダブルニル成功ではなく、ニル殺し。

ダブルニルを成功させると、上下チームの逆転勝ちになるので、

左右チームのカバー役は、ダブルニル阻止を最優先させるのが普通。

また、このビッドでのダブルニルの成功率は低そうなので、

上下チームのカバー役も、積極的なカバーには出ない。

つまり、ニルとダブルニル、どちらかが失敗するまで、

誰もカバーしない状態になることが予測される。

しかし、もしも左右チームがダブルニル成功を恐れずに

ニルカバー優先のリードをするようであれば、

上下チームのカバーもダブルニル成功に賭ける。

 

このときの結果は、双方カバーしないニル阻止合戦になり、

まずニルが失敗。

しかし、ダブルニルのハンドにＳＱＪが含まれていて、

ＳＡは左が持っていたためダブルニルも失敗。

バッグは双方３個ずつ。

ダブルニル失敗によって、上下チームの点数は大きく減ったが、

左右チームの王手を回避することができた。